幼少時代は、変わっている子どもでしたね。私が小学1年生で環境問題に目覚め、「このままでは地球がダメになる」と危機感を抱き、2年生で政治問題、3年生でヒトに興味を持つようになりました。
中学生になった頃からは、本当の意味の自我が芽生え、親が敷いたレールではなく、自分でレールをどう敷いていくかを考えるようになりました。大学生になり、雑誌『JJ』で制作を学び、エディターとしての礎を築きました。大学卒業後、広告代理店に入社しますが、次の年には退社し、パリへ留学。

振り返ると、早熟ですよね(笑)。子どもの頃から世の中に敏感で、自分の足で生きていきたいと模索し続けてきました。そして、大人になる過程で私の軸となる“フランスと乗馬”と出逢い、私の“今”があります。

私は基本的に直感で生きているのですが、その直感こそがカラダやココロが欲しているものだと思い、従うようにしています。

例えば、その時に食べたいモノが、実はカラダが欲している栄養素であると言われますよね。それに似ていて、突然やりたい！知りたい！とココロが欲したものに従うことが、結果的に私のバランスを整えてくれているのです。

誰もが持ち合わせている直感ですが、情報過多の世界でアンテナが鈍くなりがち。私は、思考がクリアになる場所へ行くとか、せわしない1日でも深呼吸できる時間を作るようにして、感覚を取り戻すようにしています。そうすれば、自分に必要なものを感じられるようになると思うので…。

流れゆくものと変わらない芯の部分
心地の良い場所とアドレナリンの出る場所

この両方を持ち合わせながら、毎日を過ごしていきたいですね。そして、乗馬、フランス、我が家、仕事、息子、オンラインサロン…すべてが絶妙なバランスで私を支えてくれていることに、とても感謝しています。

健康とは、カラダの健康のようだけれど、先にココロの健康が私は大事だと思っています。

仕事では、毎回5000枚近くある写真の中からモデルのベストな数枚を選ぶのですが、写真にはモデルのその時々のココロが表情に投影されていると感じます。ライフスタイルやプライベートの状況で表情が全く違う。ベテランのモデルでさえ変わると感じるものなので、ココロって本当に大事だと思います。

ココロが表情に投影されるというのは、フランスの女性を見ていても感じます。彼女たちが見た目の美しさだけでなく私にとって魅力的に映るのは、ココロに正直に生きているからかもしれません。

自分と向き合い、正直に生きることが“美”に繋がっていく

美しさは1日や2日で成り立つものではありません。だからこそ、ココロもカラダもヘルシーでいることを大切にしていきたいです。

実は、美容という意味では興味が薄くて、少し前までスキンケアのステップすら危ういくらいでした(笑)。スキンケアをきちんとはじめたのは30歳半ばから。そのきっかけをくれたのも乗馬でした。

当時、乗馬に心を奪われた私はエルメスで鞍をオーダー。本当にスペシャルなオーダーなので、大切にしたいという気持ちが強く、乗馬から帰ったらすぐに手入れすることをずっと繰り返してきました。
きれいに洗浄しバームでしっかりと保湿すると、その日にできた傷やシミがまるでなかったかのような、見違えるように美しく輝く皮になっていくのです。

その様を見て、肌も洗って保湿するというケアが大切で、それを繰り返すことで美につながるのではないかと考えるように。ちゃんと自分の肌と向き合うようになりました。

私は仕事が好きで、常に時間と戦いながら仕事をしているので、自分を顧みる時間は意識しないと作れません。けれど、スキンケアを丁寧にすることによって、自分と向き合う時間ができました。それはすごく優雅な時間。ココロが満たされるかけがえのない時間を過ごすことが、日々の気持ちを上げるTipsにもなっています。

ココロとカラダをヘルシーに保つために、カラダを動かし、五感を働かす機会を多く作ることを心がけています。パーソナルトレーニングを週2回、ピラティスを10日に1回、乗馬を週１回、必ず行っています。

スキンケアでは、洗顔選びを重視。尊敬する方に、この数多あるコスメの中でどのアイテムを選ぶかは、ブランドの「洗顔への考え方」だと教わったことがあります。そのブランドが洗顔をどう位置付け、どう考えているか、また、実際に洗顔料を使ってみて、自分の考えや肌に合うブランドと付き合うといいと。これが私の受けた最高の美容アドバイスです。

その点でも、SUPEREGGはとても好きなブランド。洗顔料の『ジェントル エレメンツ クレンジングフォーム』をまず使いました。マイクロスクラブが入っているそうですが、まったく気づかないほど。まるで泡に包み込まれているようで、洗いあがりもしっとり。
そして、中でも気に入ったのは集中保湿美容液の『ビタミン コレクティブ バイタリティ エリクサー』。肌が喜び、元気になってくれているような感じで、「また使いたい！」と思わされ、毎日たっぷり使っています。

地球や環境にも向き合い続け、私たちの肌が求めることにも応えるSUPEREGGのバランスがとてもいいですよね。

私が環境のために必要だと考えるのは、
・想像力を持つ
・多くの視点を持つ
・大自然の中に身を置いてみる
・完璧より継続できることを選ぶ
・丁寧に選択する
・本当に必要かを考える
・“好き”だけに囲まれる
ということ。

これは美容にも通ずることですが、一時的な行いで問題は解決しないと私は思っています。小さなことでも“続ける”ことが大切なのです。

人間は自分達が地球の中心であるかのように我が物顔で過ごしています。けれど、地球の数多ある生命の「ひとつ」に過ぎません。大自然に身を置いて自分たちが中心ではないと肌で感じれば地球に生きる一員として環境ともっと向き合わなくてはいけないと感じるのではないでしょうか。

好きなものに囲まれるのも実は大切なこと。こういうシチュエーションで、こういう気持ちを抱き、こんなところが気に入って買った、というストーリーがあるモノは捨てられないですよね。もし不要になっても大切にしてくださりそうな人に“譲る”という選択肢を選ぶはず。なんとなく買ったものはなくなってもわからないから、買い物は妥協しない、それが、環境に配慮した生活であると私は信じています。できることを着々と。それで地球が変わっていくといいですね。

自分を楽しむこと、正直に生きること。愛を伝えること、分かち合うこと。

私は人間らしくアンパーフェクトな自分を愉しみたいし、無理をして大きなことをしようとするより、身近なヒトやモノへ愛を伝え、愉しみ、そこから湧き出る気持ちを分かち合いたい。そうやって日々を過ごしているともちろん私は幸せですし、もしそれを見た方も元気になってくださったなら、これ以上のことはないと思います。

自分に嘘をつかないこと。
私もいつも機嫌がいいわけでもないし、沈むことだってあります。けれど、自分に正直でいたい。

良い人と思われようとしないことも大事で、世界に100人がいるとして、97人に嫌われても3人と分かち合えれば幸せ。だから、嫌われる勇気も持っていたいと思います。

Va où tu peux, meurs où tu dois.
（Go where you will, die where you must. ）

私は今を大事に生きているから、未来の自分に伝えることはないけれど、言えることがあるとしたら、このフランス語のことわざですね。
要は自分の信念を貫いて、その長さに囚われず人生を全うすることが大切であるということ。未来の自分も同じ気持ちでいてほしいなと思います。