可愛くなりたい、自分を変えたい一心で、16才の時にモデルの世界に飛び込みました。
当時、飛び抜けて時代を作っていたpopteen。当然ちやほやされたし、popteenは言ってしまえば、誰もが欲しがる「看板」です。
でも、その看板はティーンじゃなくなった瞬間から価値が目減りするからこそ、それが無くても生きていけるスペック、パーソナルな部分を磨く事に集中する必要があると感じていました。
元々自分に自信が無いティーンだったからこそ、そんな自分を応援してくれた人に恩返しがしたいと素直に思ったし、せっかく私を見つけてくれて応援してくれる人には幸せでいて欲しいと思った。
だからこそ、何を持っているから、何をしているからでは無く、1人の人間 出岡美咲 に付いて来てくれる方との信頼関係を構築していきたい。
その為には、人として信頼される人でいる必要があるし、プロダクトやシーンを通して幸せを提供できる大人になりたいと思って、ギャルなりのキャリア構築をしてきました。

20代は、失敗も成功も全てひっくるめてまず経験を積むこと。
30代は、その経験を生かしてより本質的なものを提供できる人間になる。
イメージした通りの流れでライフプランを構築してこれた気がします。
イメージすること、行動することを実行してきたからこそ、いざ30代になった今、わたしが選ぶ仕事の軸は「誰かの何かになれること」からぶれないし、今も変わらず長年応援してくださる方々がいてくださるのだと思います。

私はオンとオフのバランスを大切にし、人生にうまく取り入れています。
オンとオフというワードをよく耳にしますが、「誰かの何かになれること」を探すことが仕事を超えて癖になっているので、きっとプライベートもずっとオン。
それでも、大好きな仲間と過ごす時間は唯一笑って何も無いありのままのオフの自分でいられるし、頭の中をクリアにしてくれるランニングをしている時間は、命と体に感謝する時間です。
仲間との時間とランニングの時間は、人生って楽しい♡と思わせてくれる大切な時間ですし、それでバランスをとっているんだと思います。

心と身体は繋がっているからこそ、健康に関しては、気持ち良いと思う時間をもつことが何よりも大切だと思います。
バランスを保つ＝自分を大切にするラブマイセルフの時間をしっかりとること。
心が曇っている時は体調を崩しやすかったり、心が晴れやかな状態で健やかに暮らせている時は風邪も引きにくいと考えています。
わたしが仕事の軸にしている、美容こそまさに健やかな心と身体の上に成り立つと思っています。

美しさとは、美しくなろうと努力する行為そのもの。
美容は、心から楽しめて、わかりやすく人生を変えてくれるもの。
人として内側から溢れる情熱や愛情がまず一番大切であることは大前提。
それでも明確に可視化できる自分にかけた時間やお金は自信に繋がり、仕事も恋愛もリラックスした状態で楽しめる気がします。
私にとって美しさとは、今日、明日、未来に輝きを持たせてくれると同時に、時に背中を押してくれる人生の潤滑剤のようなもの。

ティーンモデル時代はそれこそ、盛ってなんぼ！の世界でしたが、その中でも人によってつけまつ毛のつけ方も、カラコンの種類も違うんです。自分が一番輝く方法を常にオリジナルでカスタマイズしていました。
先ほどお伝えした通り、美しくなろうと努力する行為そのものが、美しいのです。
美しさの定義は人によって違うけど、モデル時代からすっかり大人女子になった今も一貫して感じていることは、肌が綺麗で損することってひとつもないということ。

心を整えて、程よい筋肉を補い、太りにくいサイクルをつくってくれるランニング。
自分が心地よいと感じる香りの中で暮らす。（お香、香水、ボディークリーム、ボディーオイル、お部屋の香りなど...）
毎日お肌の観察。そしてその時のお肌にあったスキンケア。
肌と体型維持のために油物はなるべく摂らず、365日中、350日はオートファジーを意識した食生活に。胃を休める為にも朝固形物は食べないなど、お肌にも、身体にも、心にも、必要な時に必要なことをします。
やりすぎず、心地よいくらいに。

祖母が子供のころから私に刷り込んでくれたアドバイスがあります。
「顔のパーツや身体は、お金をかければなんとかなる。だけど、肌だけは蓄積した全てが現れるし後から交換ってわけにいかないから、若いうちから絶対にメイクは落として、大切にしなさい。」というもの。
私はそう言われて育ちました。祖母は化粧っけのない人だけど、お肌にだけは常に最善のことをしていました。

最近は、一からまた幅広くマーケティングの勉強をしているのですが、それが本当に面白くて。
人の心に届くもの、こと、を届ける為には学びが必要なのだなと改めて感じています。

数年前、北極に行った際に感じたことがきっかけで、「これでいい」を「これがいい」に変えるだけでいいと思うようになりました。
「必要なものとだけ暮らす」を実行すると無駄な買い物もしなくなりますし、シンプルで、心地よく生きられる上に地球にも優しい。

「誰かの何かになれること。」
やっぱりここに戻って来ます。
自分がこうしたい！という目的はあまりなくて、どんな時も。

「真面目に、お役に立てることを直向きに。」
引っ張って欲しい人には道を照らします。
同じ目線でいて欲しい時は目線を合わせながら寄り添います。
去る人にはもう一度振り向いてもらえる努力をします。
来てくださる人には全力で応えます。

自分の幸せに責任を持ち、明るく澄んだ心でいること。
濁っているとか、澄んでいるとかって、動物的に感じ取れるし、気持ちが良い人に、気持ちが良い人が集まるんですよね。
一度きりの人生、やっぱり気持ちが良い人と過ごしたいじゃないですか。
例えるなら、「朝の神社」のような心でいられるように心がけています。

どうか、わたしなりに輝いていてください。
誰かの何かになれていれば、きっと内側から喜びややり甲斐が溢れて、内側から輝けている筈だから。